ご挨拶

近年、経済発展を中心とする明るいニュースが多い東南アジアですが、その陰で所得格差が広がっていることも事実です。貧困層の人々は満足のいく十分な治療を受けることができていません。我々は、医療にたずさわるものとして、様々な国において、経済的理由で医療を受けられない人々に対して医療を行っていきたい。しかし、個人の力では行動力、発信力、資金力に限界があります。そこで、医療関係者に何度か自分たちの思い、やりたいことを伝えた結果、自分たちの気持ちに賛同され、共に支援していくことになりました。

そして、同じ考えを共有している仲間が定期的に集まり、意見交換、情報交換を行っていくうちに組織として活動していくことの可能性についても考え始めるようになりました。組織として活動していく上で営利団体はふさわしくないため、全ての人々にとって、身近な存在である非営利活動法人として活動することにより、当法人の活動における信頼性がより担保され、社会的に認知される法人になりうると考えました。

当法人の主たる社員は医療を中心とする様々な分野で活躍しております。

代表の野本恵子は、長年カンボジア、モンゴル、ベトナムで医療ボランティアをしてまいりました。ベトナムにおいては体の不自由な子供たちの健康増進と身体を動かす楽しさを指導することで、生きる喜びを与えてきました。各分野の専門が皆で協力し合うことで、多くの人々に対して、より広く、より精妙な治療や情報提供ができると考えます。この活動を通じて、多くの人々が健康を維持し安心して明るい生活を送ることができる社会の実現に寄与することができると確信しています。

このよなことから、「非営利活動法人ピースネット」の名称及びその設立が決定しました。